~関連団体紹介~           

☆山梨県手話通訳士会

 山梨県手話通訳士会は、山梨県登録手話通訳者の中で「手話通訳士資格」を有している会員の団体です。令和4年4月現在、会員は25名です。 

 毎月の学習会や、厚生労働省が認定する機関が実施する手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)受験者に向けた「ステップアップ学習会」を開催しています。市町村長選挙・県知事選挙をはじめ、選挙に関する手話通訳者派遣のコーディネートも担っています。

 当事者団体である山梨県聴覚障害者協会や山梨手話通訳問題研究会と共に、聴覚障害者の福祉向上や社会参加の促進のために活動しています。

山梨県手話通訳士会の歩み

活動内容紹介

 定例学習会(毎月1回開催)

 手話通訳士の専門性を目指した資質向上のための学習会を毎月開催し、手話通訳技術・知識の向上に努めています。

 学習会の内容は、テーマを変えながら全体学習をする年、1つのテーマを1年かけて学ぶ年、グループごとに学習する年など、様々な方法で学習しています。

 令和4年度は「対人援助技術」「対面手話通訳技術」「映像手話通訳技術」の3グループに分かれての学習。それぞれのグループで学習方法・内容を検討し、グループごとの学習を進めています。

 ステップアップ学習会

 手話通訳士試験の受験者のために毎年開催しています。受講する方々は手話通訳士試験合格を目指す方、いつか試験を受けるための準備として受講する方がいます。内容は試験に向けた対策が主になりますが、講師も含めた学び合いの場として試験対策だけに終わらず、日々の手話通訳業務に活かせる内容となっており、県登録手話通訳者である参加者のレベルアップにもつながっています。

 令和3年度はコロナ禍により、残念ながら予定した内容・回数での開催ができませんでした。今年度、令和4年度は全10回が無事に開催することができました。

 選挙に関する手話通訳士派遣のコーディネート

 山聴協と共に、選挙にかかわる手話通訳士の派遣コーディネートを担当しています。政見放送を担当する手話通訳士は政見放送研修を履修した会員が担当しています。ただし公務員は法によって政治的行為は禁止されているため、市町設置手話通訳者やハローワークの手話協力員は担当することができません。

 今年度は参議院議員選挙や山梨県知事選挙が予定されています。テレビだけでなく、様々な選挙場面で手話通訳がついた演説などを目にする機会があると思います。

 選挙に立候補される皆さまへ

 手話を言語とする聞こえない県民が自らの意思で候補者を選ぶためには、決起集会や立会演説会など、選挙に関わる様々な場面に手話通訳が付与されることが必要です。文字情報だけでは伝わりきらない情報がたくさんあります。大切な1票の権利を守る観点でも、積極的に手話通訳と字幕がついた情報提供をお願いします。

 「手話通訳をお願いしたい」、「まだ決めていないが一度話を聞いてみたい」という方は、こちらから詳細をご確認ください。

☆要約筆記サークル ぶどうの葉

役員新体制のお知らせです。                       
   会長:遠藤 けさみ 副会長:渡辺 文子・広瀨 由美子         
   会計:花輪 文巳